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「う……。分かったわよ……」
文句を言ってもどうしようもないと悟った香苗は、弱々しくではあったが覚悟をきめ、充の股間に指先をゆっくりと伸ばしていった。普段自分でも触っているのだろう。その触り方は、ためらい交じりのものではあったが、充は確かに気持ち良さを感じ取っていた。
「本当にセックスしたら戻るのかよ」
あぐらをかいて頭をかきむしるその姿は、およそ女とは思えないものだった。先ほどまで綺麗に整っていた肩までの黒髪がその乱暴な仕草でぐしゃぐしゃに乱れてしまうが、それも全く気にならないようだ。
何故意識を失ったのかは記憶にない。ただ、気が付いたら身動きが取れなくなっていた。
目隠しをされているらしい。目を開けても真っ暗で何も見えない。しかも、その目隠しを外そうにも、両手が何かで固定されており不可能だ。手首に伝わる固い感触から察するに、手錠だろうか。身をよじろうとしてもう一つ気が付く。足も固定されている。最悪の状況だ。
人間ってのは、体は意外と頑丈なもんだ。しかし精神はそうはいかない。苦労して拉致ってきた女も、ちょっと無茶な遊び方をするだけで簡単に頭がイかれてしまう。
俺がこんな能力を持ってなかったら、壊れるたびに新しい女を拉致って、いずれ警察に捕まっていたかもしれないな。
彼は並行世界で金髪縦ロールのサキュバスのようです4(了)
刺激に夢中になっていて全く気がつかなかった。いつの間にか帰って来て――どころか、既に足の間に入り込み、バイブのスイッチを切っていたのだ。
「みぃんな同じ。入れ替わった後で目の前から姿を消すと、必ず一人で始めちゃうの。知らなかったでしょうけど、どこを漁っても道具が見つかるようにしてあるのよ」
言いながら、バイブを軽く押しこむと、相当濡れていたのだろう。タイツ越しにもぐちゃりとしたいやらしい水音が聞こえた。