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ゆでたまっ!三個目 HENTA-i×HENTA-i5(了)
「……そうだったんですか」
女だと間違えて告白してきた耕也さんのために、本当に女になって……。素敵なお話でしたのね。
それじゃあ、私なんか入り込む余地は……。いえ、まだ諦めるような時じゃありませんわ……!
「それなら……その……と、友達には……駄目ですか?」
「………………加賀見さん、何言ってるの?」
う。や、やっぱり駄目……なんでしょうか……。
ゆでたまっ!三個目 HENTA-i×HENTA-i4
「で、と……。どうかなぁ。やっぱりもう一回頭をぶつけるとか? 出来ればあの激痛は避けたいけど……」
「でしたら……。ぜひ一度試してみたい手法があるのですが」
そう。最も定番のあの方法を……!
「え? それって……うぇ!?」
「こ、こういう時は、まぐわう事で元に戻るというのが定番ですから、ぜ、ぜひ試してみましょう」
ゆでたまっ!三個目 HENTA-i×HENTA-i3
「罠だろうと知るもんかー! このチャンスを逃したら僕じゃあない! この肉奴隷がー! 裸になれ! ワンと鳴いて服従を示せー!!!」
目が! 目がすごく怖い!! こ、こんな新木さん知らないぃ!!!
ゆでたまっ!三個目 HENTA-i×HENTA-i2
ふぅ。用事を済ませていたら遅くなってしまいました。ともかく、ついに未踏の地、志島さんの家が……。
うぅ、ご両親がお仕事の関係で海外に行っているのは知ってますが、それでもちょっと緊張が……。
「ごめんくだ……。た、ただいまー」
気分ですけどね、気分。
ゆでたまっ!三個目 HENTA-i×HENTA-i1
六月三日(水)天気(晴)
今日の学校はいささか憂鬱でした。婚約者の新木さんが無断欠席されたとの事で、志島さんが早退されてしまったのです。志島さんにあれほど慕われる新木さんが、正直羨ましくて仕方がありません。
こんな事になるなら、もっと早く志島さんに告白だけでもすれば良かった――。と、そんな事を書くのももう何度目でしょうか。自分の未練ぶりが情けなくなります。
転校初日に耕也さんとの仲を告白された大胆さ。そして、全ての教科において見せつけられる頭脳の優秀さと運動神経の高さ。そして何より、可憐、あるいは清楚という言葉を体現するかのような性格。
正直、私が新木さんに勝てる要素は胸のサイズぐらいしか思い浮かびません。
それでも――。それでも私は、志島さんを慕い続けたい。それはエゴなのでしょうか。