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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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目覚めるロリコン2

「なんか、その外見でブカブカのトランクスって……逆にエロイな」
「じゃ、こうするとエロくなくなるか?」
 隆司に対するささやかな抵抗として、トランクスを一気に脱ぎ捨てる。
 脱いだ瞬間、自分の股間がどうなっているのかが気になっていた光は、ほぼ無意識に目線をその場所に向ける。
「うぉ……。生えてないじゃん」
 自分が口にするよりも早く隆司が言ったが、光も全く同じ事を感じていた。
 女になる前は確かに生えていた陰毛が、今は全く無くなっている。光は目で確かめるだけでは満足できず、そっと自分の手を股間に持って行く。
「ん……。確かに……無いな」
 光は、二つの意味で言った。一つは隆司の言った通り、陰毛がない、という事。そしてもう一つは、男のシンボルが、確かに無くなっており、間違いなく自分が女になっているのだというのを自覚しての言葉だった。
「ああ、悪ぃ。さっきはああ言ったけど……やっぱ俺ロリコンかもしれないわ。凄い興奮してるし」
 ほら、と言って隆司が、トランクスごとジーンズを脱ぐ。
 するとそこには、早くも腹に張り付きそうな角度で勃起しているモノが飛び込んできた。
「な……」
 光は言葉を失う。自分に対して親友が興奮しているという事実と、親友が、ここまで幼い外見の女に興奮しているという事実と、そして何より、信じられないほどに大きな親友のモノの大きさに。
「そんな顔するなよ。試すだけだから。無理だったら諦めるから、な?」
 少し血走っているようにすら見えるその眼球からは説得力が微塵も感じられない。
 しかし、約束をした手前、無下に断るわけにもいかず、光は不安を表情に現しながらも小さくうなずいた。
「サンキュー!」
 隆司が光に抱きつく。かなりの力に、光は再び強い圧迫感を覚えるが、それを主張するよりも早く、隆司によって押し倒された。
「ちょ、焦ん……んぅ」
 文句を言おうとした光の語尾がぼやける。首筋に這うやけにくすぐったい感触に体が震えたのだ。
 それが舌なのだという事はすぐに認識出来た。
 ヌルリとぬめった柔らかく生温かいその感触に、ナメクジが這っているようなイメージを受けるが、光は不思議とそこに不快感は覚えなかった。
 舌の感触と共に、隆司の鼻息が首筋を撫でる。荒っぽさを感じるその呼吸の感触から、隆司が相当に興奮している事が感じ取れた。
「ば……ん……変な事……すんな」
 言いようのないくすぐったさに、光は体をよじらせる。抵抗するのには何の役にも立ちそうにない、小さな小さな両手を精一杯に伸ばして隆司の顔を押しのけようとするが、力も見た目通りにか弱くなっているらしい。光がどれだけ力を込めても、隆司の舌はびくともしなかった。
「大丈夫だって。ほら、じっとして」
 しかし、そんなささやかな抵抗すら煩わしいのか、隆司の手は光の腕を掴み取る。
「あ、ちょ、んん……」
 抑えつけるな、と文句を口にしようとした瞬間、光の口がふさがれる。隆司が口づけをしてきたのだ。
「ん……んんん……ぷはぁ。おい、隆司、腕離せって。痛ぇよ」
 隆司の口が離れた瞬間、ようやく光は主張をする。
「抵抗するからだよ。仕方ないだろ」
 今度は、光の脇の下に隆司の顔が寄る。
「ひゃう!? ばっ、くすぐった……!」
 隆司の舌が脇を滑るたびに、光の体がピクン、ピクンと跳ねる。
「下もそうだけど、ここも全然毛ぇなくなってんのな。ツルツルで舐めやすいわ」
「んな……どうでも……! やめ……!」
 どれだけ身をよじっても隆司の責めから逃れられない。自分が無駄に体力を消耗している事を自覚しながらも、耐えられないほどのくすぐったさに、光は抵抗を止める事が出来なかった。
「何て言うんだろうな、この感触。ツルツルっていうか、プニプニっていうか。とにかく柔らかくてすべすべして。ごめん、正直かなり興奮する」
「んな……興奮すんじゃね……このロリ……」
 呼吸が乱れて、思うように喋ることも出来ない。それでも隆司の責めは止まるどころか徐々に激しさを増していった。
「ふう」
 ようやく、隆司の満足げな溜め息と共に責め苦が終わる。
「はぁ……はぁ……」
 隆司と違い激しく息を乱している光は、すでに抵抗する気力を失っている。いつの間にか全身にひどく汗をかき、その熱を実感しながら、Aカップも無いであろう小さな胸だけを呼吸で上下させながら、ぐったりとしていた。
「さて、次は……と」
 光がもう抵抗しないと踏んだのか、隆司は光の手首からその手を離す。
 実際、その手が離れても、光はその腕で何も意思を示そうとはしなかった。
「ひう!?」
 突如、先程までのくすぐったさとは違う、しびれるような感覚を覚え、間抜けな声を上げる。
 感覚の正体はすぐに理解出来た。隆司が、先程まで光の脇をもてあそんでいた舌を使って、今度は光の胸をいじり始めたのだ。
「胸がちっちゃくても、乳首は男のより大きいんだな、ほれ」
 隆司の舌先が光の乳首をはじく。
「ひぃう!」
 先程のくすぐったさと似ている、しかし明らかに違う痺れるような感覚に、自然と声が漏れる。
「変な声出すなよ。そんな気持ち良いのか?」
 光は何も言わなかった。実際に言葉にされることで、痺れるようなその感覚が、気持ち良いのだと実感し、ひどく恥かしくなったのだ。
「嬉しいね。俺の舌で感じてもらえるなんてさ」
「気持ちよくなんて……ん……んん……」
 光が反論しようとすると、それを計ったかのように、隆司が舌先を弾かせる。
「素直になれって、ほら」
 言って、今度は、光の乳首に吸いついて来る。
「く……んぅ……ちょっと……痛……」
「わ、ご、ごめん」
 顔をしかめて痛みをアピールした途端、隆司が慌ててその口を離す。
「悪い、調子乗りすぎたな」
 本当に申し訳なさそうに言う隆司の姿に、光は少しだけ安心する。先程の言葉が口先だけじゃあなく、ちゃんと無理だと感じたら止めてくれるというその事実に。
「いや、止めてくれたんだから良いよ。じゃあ、どうする? もうやめるか?」
 男のものとは違う、痺れるような気持ち良さに未練を感じながらも、やはり恐怖の方がまだ勝っている光は、中止を提案する。
「んなこと言っても、お前だってやめたくないだろ?」
「な、そんなわけないだろ」
 図星をさされたように思い、光は少々声を荒げる。
「そんな言っても無駄だって。こんな濡れてんじゃん」
「……え? んぅ……!」
 隆司の指先が股間を撫ぜる。
 その瞬間、光は初めて自分自身で気がついた。隆司の指先が滑る、ぬるりとした感触から、自分の股間が驚くほどに水気を帯びていることに。
「ほら、ちょっと擦っても音が出るじゃん。光、濡れすぎだよ」
「んんん……駄目……止め……変な感……」
 実際に女のその場所を見るのも初めてだろうに、誰と濡れ具合を比べているのか。そんな疑問を抱きながら、光は隆司の責めに身を委ねた。
 最初の脇とも、その次の乳首とも違う、明らかに気持ち良さとして実感できる感覚に、光は抵抗する事を忘れる。
 もっといじってほしい。そんなことを考え出した途端、隆司の責めが止まった。
「ふぇ……なん――」
 なんで止めるの、と言おうとした自分に気付き、慌てて光は口を閉じる。
「光、舐めて良いか?」
「え――」
 即答で「駄目だ」と言えなかった自分に後悔する。光がほんの数秒葛藤している間に隆司は我慢ができなくなったのか、返事を待たずに、光の股間へと頭を移動させた。
「ちょ、まだ……」
 まだ、という言い方をした自分が恥ずかしくなり、言い淀む。その隙に、隆司の舌先は実にあっさりと光の秘所へと辿り着いた。
「くぅ……」
 乳首以上の気持ち良さに、光はその身をよじらせる。気持ち良さに身を委ねたいと思いながら、しかし、男のそれとは比べ物にならない気持ち良さの波に、抵抗をせずには居られなかった。
「へえ、こんな味なんだ……。想像してたよりもすげぇうまい……」
 そんな隆司の独り言が光の耳に入り、一層恥ずかしさが増す。
「あ、この突起……。もしかしてこれが……」
「ひゃう!?」
 突然、想像を絶するような刺激を感じ、光が大声を上げる。
「お、やっぱり、これ……」
「だめ! だめだめ! そこ離せ!」
 慌てて腕を伸ばし、隆司の頭を引き剥がそうとする。同時に、か弱い力でその細い太ももで締め付け、精いっぱいの抵抗を試みる。
「ひぅ! あっ! あっ! あっ!」
 必死の抵抗をすればするほど、そこが弱点なのだと隆司に伝わってしまう。そして、どれほど抵抗しようとも、今の光の力では何も効果を発揮する事は出来なかった。
「うわ、どんどん溢れてくる。やっぱりここが一番気持ち良いって本当なんだな」
 クリトリスに受ける刺激に痺れが脳天まで伝わり、光は頭が真っ白になる。最初から想像を超えていたその快感は、隆司の舌に擦られる度に一層その気持ち良さを増していった。
 やがて、光の頭から考える力まで失われ、完全に快楽へと身を委ねたその瞬間、ひと際大きな快楽の波が押し寄せ、光の頭の中は真っ白になった。

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毎度ながらすっごい良いところで切れますねっ!
次が待ち遠しいです

ゆう | URL | 2010-02-11(Thu)00:12 [編集]


>ゆうさん
コメントありがとうございます。
逆に言うと、もどかしいくらい中途半端なところで切れている、という考え方も……w

待ち遠しがってもらえるのは、書き手としては至福の言葉の一つでございますなあ。
眼福眼福(ぉ

まろんど | URL | 2010-02-12(Fri)00:44 [編集]