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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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ゆでたまっ!五個目 イロモン馬鹿ら1

「耕也……君の考えは間違っている! パンツが無いままお菓子をお食べ、と言った王妃様より間違っているよ!」
 どこの性格破綻者だ。その王妃様は。


「赤点じゃ無ければ良いだなんて……。フェラで満足して挿入しないようなもんなんだからね!」
「彰さん、その例えは間違っていますわ。耕也様は童貞なのですから、フェラでも十分満足してしまいますわよ」
 うーん。そういうことでなくてね。
「甘いね小春ちゃん! 童貞だからこそ、フェラじゃイけないんだよ。いや、問題なのはそこじゃない。自分で腰を振る事を放棄し、されるがままのフェラに甘んじることをよしとする男子など、男子失格と言わざるを得ない!」
「甘いのは彰さんですわ! 童貞だからこそ、されるがままに精液を絞り取られて満たされてしまう。それは避けようのない事実なのでございます! そして、そこにこそ童貞としての魅力が存在するのです!」
「違う違う! 男は皆ケダモノであるべきだよ! されるがままなんて、女々しすぎて魅力の欠片も無いね! 相手の頭を掴んで激しく腰を振る。フェラにしたって最低それくらいはしなきゃ!」
「彰さん! それはフェラではなくイラマチオでございます。根本的に別物ですわ! そして、童貞のイラマチオにこそ価値などございません!」
「ぬぬぬぬぬ……!」
「むむむむむ……!」
「よし、こうなったら耕也に決めてもらおう! ねぇ。耕也はどっちが……あれ?」
 ほう。ついに恐竜と鳥類の中間種の化石が発見、か。これでいよいよ、恐竜が鳥類の先祖説も確定ってことかなぁ。
 どれ、今月の特集は……。おぉ。「恐竜爬虫類説から鳥類説への変遷の歴史」か。なかなか面白そうじゃないか。
「ちょっと! 耕也の話してるのに、何を他人事みたいにニュー○ンなんか読んでるのさ! どうせ見るなら僕の乳頭を見れば良いんだ!」
 あれが俺の話だというのなら、俺の耳かお前の脳を疑うが。
「お前らが俺の家で勝手に騒いでいるだけだろうが。俺の憩いの時間を邪魔しておいて何を抜かすか」
「期末試験が目の前だってのに、なんで憩ってるのさ! 期末前の息抜きはオナニー以外認められないって知ってるでしょ!」
 そうだな。今知ったよ。そして即座に忘れた。
「さぁ。というわけで、どうしても息抜きするなら、今すぐパンツを脱いで。僕が抜いてあげるから。ほらほら」
 はぁ……。またいつものパターンか。
「奇遇だな、俺も抜きたいと思っていた所だ」
「うんうん。気が合った所でさっそぐげがっ!?」
「そーれ。彰の首はどれくらいで抜けるかなぁ。おぉ、意外にしぶといぞぉ」
「違う! それ違う! 抜けないから! 千切れちゃうから!」
「こ、耕也様……あのぅ」
 む。流石の小春さんも若干引き気味か? まぁ、本当に抜けたらシャレにならんからこの辺にしておくか。
「ご協力いたしますわね。私は足を引っ張ればよろしいですか?」
 え。
「ぬげがっ!? ちぎっ! ちぎっ! 首っ! ちぎっ!」
「千切るくらいに思い切り。ですわね? お任せ下さい。せーの……えいっ!」
「がぐっ!!?」
 はっ。し、しまった。一瞬の出来事に、頭から手を離すのを忘れてしまった。おぉう。リアルに三センチくらい首が伸びてしまっている……。
 あぁ。そして、小春さん、そのやり遂げた風な表情はちょっと俺が引く……。
「い、痛みで失禁したのは初めてデス……」
 え。うぉう。マイルームが大変な事に。
「あ……」
 ん?
「後でスタッフが美味しく頂きました……がふっ!」
 ………………スタッフ?

「さて。一悶着あったけど、結果的に耕也の家にマーキング出来て何よりです」
「お前は犬か。……って言ったら『はい。立派な牝犬です』って言うんだろうな。お前は」
「……そんな事より耕也の勉強だよ。今は」
 図星か。
「彰さんの言うとおりですわ。さぁ、私が試験範囲の勉強を教えて差し上げますから。早く教科書を出して下さいまし」
「ちょっと待った、小春ちゃん。抜け駆けはいけないなぁ。耕也にイラマ……げふん。勉強を教えるのは僕の役目だよ」
 あれ? 今言い直した?
「あらあら。抜け駆けだなんて人聞きの悪い。ただ、前回の中間試験、私は学年三位。彰さんは学年五位でしたわよね。こういう言い方は少しいやらしいかもしれませんが……。やはりフェ……げふん。勉強は成績の良い方が教えた方が……」
 あれ? やっぱり今言い直した?
「中間試験の時と同じだと思わないでほしいね! アレからも僕は腕を磨きに磨いて、とうとうアナルにもゆで卵が入るようになったんだから!」
 やばい。話のつながりが一切理解できない。
「な、なんですって……!?」
 そして小春さんが理解している……。何か言語の一種なのか、もしかして。
「柔らかいゆで卵を崩すことなくアナルに入れるテクニック……。それがどれ程のものか、分からない筈は無いよね!?」
 とりあえず俺の方を見ながら聞くな。まるで俺とお前が知り合いみたいじゃないか。
「ほら。今、その腕を見せてあげるよ! さぁ、耕也、僕のこの引き締まったお尻をしっかり見て!」
 足は、振りぬく事を意識して……鋭く打つべし!
「もぃぇ!?」
 あ。尻を蹴りあげる予定が……。ずれた。
「す、すまん。彰、大丈夫か?」
「お、女の子も……こ、股間は痛いんだねぇ……」
 そうなのか……勉強になった……。
「そ、そして、まさかの……連続失禁……げふっ」
 え? うおぅ。掃除し直しかよ……。
「私も流石にお腹いっぱいですしねぇ」
 スタッフって……。

「と、いうわけで、勝った方が耕也様に勉強をお教えする、と言う事でよろしいですわね」
「オッケー☆」
「よろしくないです」
「はい。彰さんも耕也様もありがとうございます。それでは彰さんと相談したルールをご説明いたしますわね」
 毛ほども聞いちゃいねぇ。
「耕也様が最も苦手としている三教科。日本史、化学、現代文にて勝負は行われます。問題は耕也様から教科書を見ながらランダムに出していただきます。そして、それぞれの教科において正解率の高い方が勝利。最終的に勝利数の多い方が勝ちでございます。何かご質問は?」
「はい。俺を無視して話を進めないで下さい」
「ありませんわね。では、早速勝負でございます!」
 チクショウ……。

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コメント


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ちょっと自分が書いている分と時期がニアミスしてて吹きました。
しかも耕也に襲い掛かる彰ネタがいっしょで二度フイタ。
さらに 彰ちゃんはイマラチオ派だったなんてドウシヨウ…(笑)

それにしても 本当楽しそうだわ。
耕也君の趣味がニュートンというのは渋いですね。

もあ | URL | 2009-07-31(Fri)21:16 [編集]


>もあさん
コメントありがとうございます。
うぅむ、この作品においては、ある程度のネタかぶりもやむを得ないのかも知れませんねぇ……。
しかし、どうかあまり悩まずに書き進めていただけると嬉しいのでございます。
あぁ、ちなみに彰は話の流れでフェラを否定していますが、基本的に何でも大好きなのでその点はご安心ください(ぇ

そして、耕也君がニュートンを読んでいるのは、恐竜絡みの記事が掲載されているときだけでございます。
表紙が恐竜だったらとりあえず買ってくる。
そんなざっくばらんな所が耕也君にはあるわけですよ(ぉ

まろんど | URL | 2009-08-01(Sat)20:13 [編集]