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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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ゆでたまっ!四個目 京都湯煙変態事件4(了)

「トランクス……この匂いは……耕也様!」
「うん、間違いないね。中に残っている陰毛の縮れ方も確かに耕也のだ。それが更衣室に脱ぎ捨てられている、という事は……」
「耕也様は……裸!」
「……チャンス!」
「ですわね……!」


「耕也ー! 是非とも裸でラブアフェアー!」
「あ、彰さん、どうやって一瞬で服を!? 私も脱ぐから待って下さいまし!」
「甘いよ小春ちゃん! 僕らはライバル! 悪いけど先に耕也の裸を拝ませてもらう! ていうかもう我慢できない!」

 計算通り、彰の方が先に脱いで来たな。二人で同時に来られたら勝ち目は無かったが、これで勝機が出てきたぞ。
 あとは、小春さんが来る前に決着をつけるだけだ。
 どうにせよ、初手で彰を仕留められなければ俺の負けだろうしな。 
「ふふ。耕也、ちょっと迂闊なんじゃないかい。逃げ場のない大浴場に、しかも裸でなんて。文字通りカモネギ――いや、耕也裸ってやつだよ!」
「そういうお前が一度でも俺に勝てた事があるか? 逃げ場が無かろうが裸だろうが全く関係ないだろう?」
「今日の僕は違う。丸一日に及ぶ禁欲は、僕の中にある内なる野性を目覚めさせたんだからね」
 もうちょっと我慢しようぜ、内なる野性。
「さぁ、耕也! 君のためにゆで卵を用意したんだよ! 僕があの時味わった快感を耕也も感じておくれ! 勿論、後ろの穴でね!」
 いや。入んないから。
「御託はここまで! さぁ、行くよ!」
 消えた!? だが、彰の行動パターンなら読める。奴なら下手な小細工などせずに、間違いなく……!
「下だぁ!」
「がふ……!」
 やはりな……。瞬時にここまで尻に近づくとは、恐ろしい奴だ……。突きが入るのが一瞬でも遅れていたら、今頃俺の尻は……。
 さて、次は俺の番だ!
「彰! 命令だ! こっちに尻を向けろぉ!」
「喜んで! ……っは!? しまった! つい条件反射で!」
「こいつで決める! 蜂蜜のボトルを放置したのは失敗だったな! ボトルの中身は……コーラだぁ!」
「はぅん!」
 なんか俺、彰の尻に何か突っ込むのが日課になって無いか?
「ふぬあぁぉぉぉ……! シュワシュワが! 炭酸のシュワシュワがぁ! ……って耕也、尻から漏れる蜂蜜よりも甘かったね! そんなの気持ち良いだけだよ!」
 何!? 全く動じていない!? そ、それどころか……!
「尻から! 力が! 沸いてくる! 耕也に注入された愛が今まさに僕の中で化学反応を起こし、奇跡のケミストリを刻みこむ!」
 それどころか、全く意味が分からない!
「こんなもので僕を倒せると思った自分の甘さを嘆いて、その尻を捧げるがいい!」
 くっ。やはり、最後の手段を使うしかないのか……!
「甘いのは、彰……お前の方だぁ!!!」
 食らえ! 菓子の中にあったメン○スを!

 つぷっ。

「ふあぉん! 第二段!?」
「知っているか、彰。コーラの入ったボトルにメ○トスを入れると、炭酸が急激に気化する。その結果コーラは瞬時に膨張し、ボトルから噴き上がるんだ!」
 そう。ボトル……。つまり、彰の尻で今まさに!
「ぬふぅ!? こ、これは!? 僕の尻パワァでも……た、耐えられない! 未だかつて無いエネルギーが僕の中から……!」

 噴 き 上 が れ !

「お待たせしました! さぁ、耕也様、捕まえましたわ!」
「うえあ!? こ、小春さん! そこは掴んじゃ駄目な場所……! いや、というか今は逃げないと――!」
「尻が……僕の尻がぁ……ダイナマイツ!!!」


 うぅ。尻から噴き出たコーラのシャワーを浴びた人間なんて、世界中で俺と小春さんくらいじゃなかろうか。
 彰を撃退はできたが、それ以上に大切な物を失った気分だ……。
 しかしまぁ。あの彰を相手にこの程度で済んで幸い、と思うべきなのかもな。本当に、こうやって無事、皆と笑っていられるのが不思議なくらいだ。
「おら、耕也、出せねぇのか? 負けたら昨日の謹慎。三人で何やってたのか暴露だぜ」
「ほれ。二が三枚。でもって八切り。さらにエースが二枚。で、最後にジャックを二枚で上がり、と」
「ぐぁー! お前ら夫婦で強すぎるわ!」
 夫婦じゃねぇ。
「さて、ちょっとトイレ行ってくるわ。カード切っといて」
「くそー。次こそ勝って秘密を聞き出してやる!」
 なんで俺は絶対負けられない戦いに身を捧げているんだ……。

 さて……。彰の行動パターンは読めているが……。どうしたものか……。
「あ、耕也様もお手洗いですか?」
「あ、小春さん。えぇ、まぁ……」
 ふむ。小春さんには悪いが……。昨日の件もあるしな。たまには潰しあってもらうか。
「良かったら小春さん、先にどうぞ」
「え、で、でも……」
 ぬ。流石にデリカシー無かったかな。
「出来れば耕也様の温もりを後から感じたいのですが」
 そんな言葉、辞書に載って無かったか……。
「えーっと……。たまには、俺の方が小春さんの温もりを感じたいなぁ、なんて――」
「そうでしたか。それならば喜んでお先に失礼いたしますわ」
 うーん。一応心の中で謝っておこう。小春さん、ゴメン。
「待っていたよ! これが最後のチャンス! さぁ、僕の上にまたがって! そして思い切り僕の口に……って小春ちゃん!?」
「あ、彰さん!? 耕也様だけではないのですか!?」
「い、いや、違くて……!」
「で、でも、彰さんの頼みというなら……。喜んでお受けいたしますわ!」
「ふぇ!?」
「さぁ、口をお開けくださいませ! そして、どうぞ堪能してくださいまし!」
「ち、ちが! 話をもがっ!」
「さぁ、耕也様のモノには遠く及ばないかもしれませんが、しっかり味わってくださいませ。彰さん」
「違うの! 勘違いだから! あれ、ドアがあかない!? 耕也!? 耕也が押さえてるんでしょ!?」
 彰……。まぁ、たまには良い薬だろう。たまには俺の苦労も味わってみろ。
「あぁ、飲んで頂くのがこんなに興奮する行為だったなんて……幸せですわ……」
「がぼっ! こはっ! 話をっ! がぼぶっ! 生ぬるい! 生ぬるい液体がぁ!」
 うーん。俺には何も見えない聞こえない。
「へるーぷみー! 僕が新しい何かに目覚める前に―ぃ!」
 さて。反対側のトイレに行くか。そして、修学旅行、最後の数時間を堪能しよう。
 あぁ、色々あったけど、最後は最高の形で追われそうだなぁ。よかったよかった。

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コメント


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メ メ○トスって危険物だったんですね。

しかし耕也のやってるトランプゲームがなにかわからない。
僕のころって もっぱらUNOか大富豪だったからなぁ。

もあ | URL | 2009-06-26(Fri)21:02 [編集]


彰さんのお尻は超剛性高いのですね・・・。
メントスコーラは、まさしく間欠泉の如くと聞いておりますが・・・ま、変態だし大丈夫ですね


今回も変態度をたっぷりと堪能させて頂きました

ゆう | URL | 2009-06-26(Fri)21:27 [編集]


>もあさん
コメントありがとうございます。
コーラをがぶ飲みした後メントス飲み込むと悲惨な事になるらしいですねw
もあさんも、十分にご注意くださいw

ぬぬ。大富豪のつもりだったのですが……。
ルールが微妙に違うのでしょうか?(汗
大富豪は地方ルールが多いですからねぇ。
……と言い訳しておきます(汗


>ゆうさん
コメントありがとうございます。
実際には粘膜を損傷して病院に運ばれる危険性もあるらしいですからね(胃の話ですよ?)
ともかく、これを読んで真似する人が出てこない事を祈るばかりでございます(ぇ

変態だから大丈夫……。
なんだか「変態」って便利な言葉ですねぇw

まろんど | URL | 2009-06-27(Sat)21:08 [編集]