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先日本屋で見掛けて立ち読みした本についてちょろっと。
タイトルは忘れましたが、インフォドラッグとゲーム依存の危険性について説いた本でした。
そもそも「インフォドラッグって何よ?」って言うところが疑問なんですが、
パラッと読んでみると、その本で使われる作者の造語だそうです。
どうにも「ゲーム脳」という言葉を言い換えているだけのようにも感じられましたが、
まぁ、考えたら負けだろうと思い軽く読み進めてみました。
で、最初のページを開いてみると、殺人事件を起こした女性がハルシオンを服用していた事例から、
薬の危険性を説き、そこからさらに薬物依存の危険性について話が展開されます。
ちなみにこの時点で、ハルシオンとその殺人の関連性には一切触れてもらえなかったため、
それだけでこの本の価値がほぼ確定はしていたのですが、めげずに読み進めてみました。
で、結局そのハルシオンの話で何が言いたかったかというと、どうやら、
薬物を服用すると耐性が生まれる。そしてそれは、脳内物質(ドーパミン)にも同じ事が言える。
つまり、ゲームをやりまくる事でインフォドラッグを日常的に服用し、
ドーパミンを普段から垂れ流してると、ドーパミンに対して耐性が出来てしまい、
危険な行為への感覚が麻痺してしまうのだ。
……という話が、一切の事例や資料を出されないままに展開されました。
ここまで読んでまぁ、限界が来たので本を置いたのですが、
(ネタの為にこの筆者の売り上げに貢献する気分にはとてもなれなかった)
まぁ、なんと言いますか、別にどんな主張をするのも自由なんですけどね、
ただ、ゲーム依存の危険性を主張するために精神病患者を貶めるような文を連ねたり、
一切の資料を出さないまま断言口調で書き進められると正直いい気分はしませんね。
だいたい、脳内物質垂れ流すと殺人者予備軍なんぞというなら、
マラソン選手は皆殺人者予備軍か、と(あれはドーパミンじゃなくてエンドルフィンだっけ?)。
そもそも、ゲームがなければ、非常に困るという事をこの筆者は全く分かっていないのです。
もしゲームがなければ、ゲームの世界に吸い込まれて――
みたいな設定のTSネタが書けなくなってしまうではないですか!
……と、無理やりオチっぽい風な発言をして締めるまろんどさんでございましたー。、