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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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ゆでたまっ!四個目 京都湯煙変態事件1

「ふふふ……。ねぇ、小春ちゃん、コーヤコーヤ星ってどこにあるのかな……。きっとそこには見渡す限り耕也が広がっていて、流れる川は耕也の精液。生い茂る草は耕也の陰毛。立ち並ぶ木は耕也の肉棒。そんな素敵な星だと思うんだ」


「ほら。彰さんたら、朝から人が居なくなるとこんな感じでして」
 なるほど。明らかに限界だな。こんな状況で今日と明日、大丈夫なのか? ……駄目な気がするなぁ。
「同級生に隠すためとはいえ、不憫で仕方ありませんわ……」
「あ、ピンク色のチョウチョだ。初めて見たけど新種かなぁ。そしたら発見者として『コウヤビックダンコンチョウ』っていう名前をつけるんだけど」
 幻覚まで見だして……。というかその妄言は本気で言ってるんだろうなぁ。
「あはは、待てー。耕也のビックダンコンー」
 お前が待て。そんな妄言呟きながら観光地を走り回るんじゃない!

 もしもこの時、ちゃんと彰のガス抜きが出来ていたら、あの恐怖の一日は無かった事だろう。
 そう思うと、俺は今でも後悔せずにはいられない。


「二年二組。点呼終了しました。全員揃っています」
 委員長の声が高らかに響いた。
 これでいよいよ京都に向かって出発するというわけだ。
 爺臭いと言われるかもしれないが、古き良き文化に触れることを思うと今から心が躍る。
 それに何より、この三日間だけは彰も大人しくせざるを得ないからな。
「りょっこうーりょっこうーしゅーぅがっくりょーこうー。耕也と三日も一晩じゅー♪」
 クラスメイトの前だからだろう。普段なら肉棒だのなんだのと不穏な言葉が混じるだろう歌も、随分と可愛らしい物になっている。
「りょっこうーりょっこうーしゅーぅがっくりょーこうー。肉棒狙って三日間ー♪」
 そうそう、普段ならそんな感じで――って、待て!
「小春さん! 珍妙な歌を歌わんで下さい!」
 ほら、同級生の視線が痛……く、ない?
「全く小春ってばー。相変わらずなんだからー」
「本当だよー。あたしらなんで友達やってられるかねーw」
 ……市民権を得ている。ある意味彰より強力な存在なのかもしれんなぁ。
「うぅ、良いなぁ小春ちん……。僕、今さら素直にもなれないしなぁ……」
 頼むからお前はそのままでいろ。これ以上俺の安住の地を奪わんでくれ。

「えいや! 革命返し!」
「うあー。また新木さんに持ってかれたよー。なんでそこで返せるんだぁ」
「有り得ねぇ。志島と組んでいかさましてんじゃねぇの?」
「やだなー。実力だよ実力☆ 僕は日ごろの行いが良いんだから」
 平和だ……。これだけクラスメイトの視線があると、彰は確実に妙な事が出来んし。
 小春さんは小春さんで……。
「小春ー。志島君が気になるのは分かるけどさー。今日は女の交流を深めなきゃだよー。ほら、ドローフォー!」
「あぅあぅ……。出せるカードが……」
 こっちにちょっかい出す余裕はなさそうだな。

「ちょっとトイレ行ってくるわ」
「おう、行って来い行って来い。新木さんは俺たちのもんだからお前は帰ってくんなw」
 ふぅ。皆と一緒だと平和だなぁ。
 最近は、こうやってゆっくりとおしっこをする時間も……。
「って彰!?」
「僕でよければ喜んで飲むよ!」
 あぁ。「僕もお手洗い行ってくる。ゴメンね☆」と言った彰の姿が目に浮かぶ。全く油断も隙もあったもんじゃないな。
「そうか。じゃあ、遠慮なく飲め! 水は無限だ!」
 人間一人を蛇口に向かって押し付ける日が来るとは思わなかったなぁ。
「ぼぐ!? ちがっ! 水じゃなっ! 耕也の黄金すっ! がぼ! げふっ!」
 三分くらいはこうしてて大丈夫だろ。あぁ、でもそんなに時間かけたら大の方だと思われるかなぁ。それは嫌だ……。
「ごべばっ! いき! いき! くるしっ! ばぼら!」

 いやー。大仏はでかかった……。明日はいよいよ京都かー。今回の本命だから、楽しみだなぁ。
「おら! 志島ー! ボーっとしてる場合じゃねぇぞ!」
「おぅよ! お前には聞きたい事が山ほどあるんだからな!」
 き、聞きたい事?
「お前、新木さんとはどこまで進んでんだよ」
 え。どこまでって?
「そうそう。やる事やってんだろ?」
 いや。卵は産ませたけど、いろんな意味で言うのは間違ってるしなぁ。それは。
「それより俺、加賀見さんとの関係が気になるんだけど」
 え。
「あぁ。そうだそうだ。お前、浮気は無いだろー」
 いや。
「どうやって知り合ったか知らんが、まさかやる事やって無いだろうなぁ」
 やる事やられてはいるんですけどね。レイプされかけましたし。
「どうにせよ、今夜は寝かせねぇぞ。真実を吐くまではな」
「うぉらー! 貴様ら、いつまで起きてるかぁ! とっとと寝んかー!」
「やべ! すいません! すぐ寝ますから!」
 た、助かった……。


 ふぅ……。昨日は珍しく学生らしい青春を謳歌した気がするなぁ。
 この美しい清水の舞台からの眺めも、彰のなんたらダンコンなんぞという呟きが無ければ素直に感動できたんだがなぁ……。
「ったく……。ほら彰、こっち来い。正気に戻してやるから」
「あ、耕也様、危ない! 不用意に近づかないで!」
 ん? 小春さんにしては随分と慌てた口調……ぬわ!?
「やったー! 耕也、ゲットだぜー! さぁ、生態調査だ。まずはその衣服を脱いでごらんよぅ」
 よ、欲求不満のせいか? 普段より数倍動きが鋭いぞ。
「ほぅらほぅら。大人しくするんだよぅ。サイズはどうかな? 味は? 匂いは?」
 などと考えている場合じゃあない。遠目にはじゃれ合っているようにしか見えないかもしれんが、近づかれたら退学物の光景だ。
「よし、ベルトは外れた、もうあと一息だ」
 くそ、やばい。ここまで良いようにやられるとは……!
「どれどれ感触はどうかなぁ? 昨日はオナニー出来なかっただろうから、普段より固いんだろうねぇ。ひっひっひっ。今から楽しみだよぅ」
「いいかげんに……せんかぁ!」
 あ。
「あ」
「ふえ?」
 しまった。つい、いつもの癖で放り投げたが……。
「あ、彰さまー!?」
「ふえああああぁぁぁぁぁ………………」
 ここ、清水の舞台だった……。

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コメント


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はじめまして

先日から読ませて頂いています。
今ではすっかり虜になりました。今後のご活躍、楽しみにしております。

それにしても、変態レベルが格段にあがって、これは期待せざるをえないですね。

清水の舞台からは、実際飛び降りても、平気だと言われていますから、きっと大丈夫なんだろう・・・変態だし

ゆう | URL | 2009-06-23(Tue)23:14 [編集]


>ゆうさん
コメントありがとうございます。
なんとも嬉しい事を言ってくれるじゃあありませぬか。
その言葉を励みに、常に全力投球で変態を書きあげますね。

しかし、本当に、初期に比べても変態さが酷い事になって……。
これでは、私には某漫画などで、実力がインフレするのを批判できませんねw

清水の舞台。
一般人でも骨折程度で済むと言われておりますからね。
そこから考えれば、毛ほどの心配も要るまいというものですね。
……変態ですしw

まろんど | URL | 2009-06-24(Wed)20:44 [編集]


うぉぉぃ 落ちていったw
もう耕也くんナシでは生きていけない体の彰君が暴走開始した。
耕也くん早く止めてやれ。

そして 僕はコーヤコーヤ星でドラえもんを連想するんですがw
そうか 彰くんの脳内では、あの大地に耕也くんのアレが流れているんですね。

ちょっと不適切な表現を削除 6/25 19:45


もあ | URL | 2009-06-24(Wed)21:00 [編集]


新作が・・・ゆでたまっ!の新作がぁぁぁぁ
さらにハードルが上がった気がする・・・
ウワ━━. ・゜・(ノД`)・゜・。 ━━ン

ただいま、荒筋は五案目(>д<)
しかも、ぴたりと止まっています。

月のない夜には気を付けろ! | URL | 2009-06-25(Thu)00:23 [編集]


>もあさん
コメントありがとうございます。
なんだか落ちて行ってしまいましたw
エロ系のボケばかりかましている中、こういうネタは自分でも珍しく感じます。
他の部分と比べて浮いていないと良いのですがw

私ももちろんコーヤコーヤ星といえばドラえもんですけどねw
でも、やはり言葉の響きだけは耕也耕也星ですからねぇ。
あの子ならそのような夢を見るのも仕方のない事なのかもしれません……。

不適切な表現……でしたか?
最初に読んだ時は普通にスルーしておりましたよぅw


>月のない夜には気を付けろ!さん
コメントありがとうございます。
ちなみに既に五個目も書き始めてはいますw
なかなか書きあぐねてはおりますし、仕事もするようになったので、どれくらいで提供できるかは未定でありますが……。
どうかオリジナルゆでたまは、焦らずごゆっくりと。
いつまでもワクワクしながら待っておりますよw

まろんど | URL | 2009-06-25(Thu)21:11 [編集]